ドライフルーツと添加物(その1)

ドライフルーツは、健康食品として人気があります。そして、ドライフルーツをはじめとする、多くの健康食品がそうであるように、無農薬、無添加、自然、オーガニック食品と宣伝されている商品が多くあるため、食品添加物は体に良くないものとして考られているのが現実です。しかし、ほとんどの食品には、天然添加物を含んだ食品添加物が含まれているのが一般的で、ドライフルーツなどの加工食品はもちろんのこと、それ以外の食品でも添加物ゼロのものを探すのは現代社会においてとても難しいことだといえます。

今回は、ドライフルーツに含まれる食品添加物だけではなく、どんな添加物が、何のために使用されているのか詳しく見ていきたいと思います。

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まず、その前に、添加物が食品加工になぜ必要か?

その答えは、生産コストを抑え大量生産を行う製造された製品を出来るだけ遠方に輸送できるようにするためなどの理由が考えられます。そして、食品添加物にはその用途と目的に応じてさまざまなものがあります。

調味料:うま味を与えるもの:グルシン、L−グルタミン酸など

甘味料:甘味を与えるもの:サッカリンナトリウム、D−ソルビット、ステビアなど

酸味料:酸味を与えるもの:酢酸、リンゴ酸、クエン酸など

苦味料:苦味を与えるもの:カフェイン、メチルチオアデノシン、ニガヨモギ抽出物など

乳化剤:水と油を均一に混ぜ合わせるためのもの:アルギン酸アンモニウム、グリセリン脂肪酸エステル、植物レシチンなど

香辛料抽出物:食欲増進、おいしさを高めるためのもの:エステル類、イオノン、アセトアルデヒドなど

着色料:色を付けるもの:赤色3号、青色2号、β−カロチン

香料:香りをつけるもの:アセト酢酸エチル、デシルアルデヒド、デルシアルアルデヒド、バニリンなど

保存料:カビや菌の発育を抑制し、腐敗を防止するためのもの、食中毒を予防する:安息香酸、ゾルビン酸、ブロビオン酸など

酸化防止剤:油脂などの酸化を防止するもの:エルソルビン酸、クエン酸イソプロピル、BHTなど

防カビ剤:柑橘類などのカビを防止するもの:イマザリル、OPPなど

発色剤:ハムなどの肉類の色を保つためのもの:亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウムなど

漂白剤:漂白するもの:亜硫酸ナトリウムなど

増粘剤:粘度を高めるもの:アルギン酸ナトリウム、メチセルロースなど

 

これらの食品添加物は、あくまで一例であって、その他数多くの食品添加物が、多くの食品製造に使用されたり、食品加工過程で使用され最終的に食品に残らない添加物もあるようです。

ドライフルーツに含まれる食品添加物として、漂白剤、保存料、酸化防止剤、甘味料などが考えられます。また、外国産のドライフルーツの場合は、日本国内で使用が認められている食品添加物以外の添加物が加工、保存のために使用されている場合も多くあり、注意が必要といえます。

しかし、商品のパッケージの裏には、原材料表示と同様に食品添加物に対しても、添加物の重量が多い順に記載するのがルールですので、ドライフルーツなどの食料品を選んだり、購入する場合は、外国産、国産の区別はもちろんのこと、含有量の多い最初に書かれている食品添加物に注意して、どんな添加物がなんのために使用されその添加物は体にどんな影響を与えるのかということを考えて購入すれば、より安全な食品を選ぶことが出来るでしょう。

食品添加物は、体に悪い影響を与えるから食品添加物ゼロのものを食べたいという考えが間違っているわけではありませんが、これだけ豊富な食品、便利な時代に食品添加物ゼロの商品を探すのは、先ほども言いましたが、容易なことではありません。食品添加物ゼロが、私たちの健康には最も良い選択肢なのかもしれませんが、そのことばかりに気を取られるのではなく、食品添加物について正しい理解で、食品を選ぶことがより大切だといえます。もちろん、食品添加物によってはアレルギー体質の人が体内に取り入れることによって、過剰に反応してしまうアレルゲンとなるものも多くあります。そのためにも、食品添加物の正しい知識を、正しく理解し、安心して食べられる食品を、次回も続けて、もう少し詳しく勉強していきましょう。

 

 
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