ドライフルーツのルーツを探る!

ドライフルーツとは、読んで字のごとく、ドライdry:乾燥したフルーツfruit:果実ですが、これは和製英語で、正しい英語表記はdried fruitです。どちらにしても、乾燥した果実ということですね!

ドライフルーツの種類については、あらためて説明するとして、まずは歴史について、一緒に勉強していきましょう!!

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果物を干して乾燥させるという保存法は、紀元前から行われている食料保存法の1つであり、ドライフルーツは、人間が作った最古の加工食品なのです。では、その最古の加工食品は、いつぐらいから人類が作り始めるようになったのでしょうか?

とても奥が深—い、ドライフルーツのルーツ・・・なんとそれは紀元前まで遡ります!

 

 

♣♥♦♠ものすごーく古—い、深—い、歴史のお話の始まり始まり♣♥♦♠

 

 

紀元前6000年頃、アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア近郊では、ブドウ、プラム、プルーンの栽培が盛んになり始めました。そして、それらのフルーツを乾燥させると、生で食べる時よりも、味と甘みが強くなることもわかってきたのもこの頃だったそうです。

同じく紀元前6000年代、ドライフルーツの王道である、デーツ(ナツメヤシ)も、メソポタミアや古代エジプトで栽培されていたと考えられています。イスラム教の聖典コーランでは「神の与えた食物」とされ、旧約聖書には「エデンの園の果実」と記述があり、「生命の樹」のモデルといわれています。また、聖母マリアがナツメヤシの木の下で、イエスを産み落としたという記述があります。

そして、紀元前5000年頃、古代ギリシャでは、イチジクは栄養価が高く甘みのある貴重な食材として大切にされていました。日本でもスパルタ教育という言葉で知られている、その当時の都市国家スパルタでは、男子が強い兵士となるために、1ヶ月に1.5kgの干しイチジクを食べていたという記述がローマの作家プルタルコスが書いた「英雄伝」にあるそうです。

さらに、紀元前4000年にはブドウの栽培がイラク近郊に広がり、イチジクや、ナツメヤシとともに栽培が盛んになります。

時代は、グーンと進み…紀元前1500年頃にはドライフルーツは、インド、ペルシャ、アラビア地方全土に広がっていきます。この頃になると、民話などにもドライフルーツがとり上げられていることから、ドライフルーツの知識がどんどん普及していることがわかります。

そしてさらに、時代は進み、紀元前154年、古代ローマでは、長い歴史があるドライフルーツの1つであるレーズンが、スポーツの賞品となったり、税金の代わりとなったり、万能薬としても重宝されたそうです。また、紀元後の十字軍遠征時代でも、レーズンは、金と同じ値打ちがあるとされ、需要が高かったドライフルーツでした。

 

一方、アジアにおいても、中近東ほどではありませんが、ドライフルーツの歴史は古く、中国から始まり、その多くが漢方薬として重宝されてきました。

その代表的なものが、中国が原産のバラ科の植物で鮮やかな赤色が特徴的なサンザシ。その歴史は、約2000年前からといわれています。現在でも、このサンザシは、中国だけでなく、日本でも漢方薬として重宝されています。また、ギリシャでは、サンザシは、神聖なる樹として崇拝され、縁起物として重宝されていました。

 

では、日本のドライフルーツの歴史はどうでしょうか?

日本の最古のドライフルーツといえば・・・!?

干し柿です!

干し柿は、弥生時代(紀元前3世紀から紀元後3世紀)に伝わったと言う説があるようですが、927年に完成した「延喜式」の記述によると、お茶菓子として平安時代中期に中国より伝えられたとされています。

 

 

このように、紀元前の古代ギリシャ時代より、中近東近郊のドライフルーツは、戦争時の非常用や、激しい気象状況下での生活のための保存食とされ人々の生活にはなくてはならないものと珍重されてきました。また、およそ2000年前の古代中国では、ドライフルーツは漢方薬として重宝され、人々の生活、東洋医学の発展とともに、現在も漢方薬として利用されています。そして、我が国、日本のドライフルーツの代表、干し柿のルーツは中国から伝えられたものでした。紀元前からの歴史がある世界のドライフルーツと比べたら、その歴史は浅いものかもしれませんが、日本人の保存食として現在でも大切に受け継がれている加工食品の1つです。また、干し柿は、現在では世界の博覧会などにも出品され、伝統食品として世界に伝えられている、世界に誇れる日本文化でもあるのです。

 

 

ドライフルーツの歴史とは、それはそれは、奥が深いものであるということがおわかりいただけたでしょうか?ドライフルーツは、人々が長い時をかけて築き上げた貴重な食品であり、人類の歴史とともに、ドライフルーツの歴史があるのです。

 

ここのブログサイトでは、ドライフルーツの全てを、皆様にお伝えしていきたいと思います!!

 
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